特技について考える職人
妻が明日から一週間ほど海外出張で不在となるため、しばらくぶりの父娘2人での
生活となります。
私は英語はおろか漢字もおぼつかないほど語学力に乏しい人間なので、ペラペラと
英語が話せる妻を見るたびにただ無抵抗に平伏してしまうのですが(笑)、我妻ながら
「たいしたものだなぁ」とつくづく尊敬してしまいます。
妻は英語力を使って海外へと飛び、夫は手先の技能を使って木工作業や料理作りに
勤しむ‥と、夫婦関係は多少逆転しておりますが、それぞれの特技を活かした仕事が
できているというのは、本当に幸せなことだなぁと思います。
‥これで経済力がついてくれば、もう言うことないのですが(笑)。
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ニュースで「不況により、また就職氷河期になる恐れが‥」と報道していました。
私はまさに「就職氷河期」世代でして、あの時はひたすら「バブルのばかやろう」と
悪態をつけながら職探しに悪戦苦闘し、不採用の通知を山ほど送りつけられ、また
職を探し‥もちろん「自分の特技を活かそう」などと悠長に考えているヒマなどなく、
本当に散々なめにあいました。
そういう経緯もありまして、結果的に「特技が活かせる環境」に身をおくことができて
いる今が、とてもラッキーだと思っています。
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娘に「おまえは将来何になりたいのだ?」と、もちろん2歳半なので冗談で聞いてみた
ところ、すかさず「ぶた!」という答えがかえってきました。
‥ちかごろ「紅の豚」のDVDをくりかえし観ているからだと思うのですが、親としては、
勉強はできなくてもよいので、「ぶた」ではなく全うな「人間」になってほしいものだなぁと
思ております。
『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com
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