仕事初めの職人
新年、明けましておめでとうございます。
今年のお正月はなにかと慌しく、こたつでグータラする暇もないままに昨日の
「仕事初め」となりました。
数日ぶりに「糸ノコ」の機械に向かって木工作業を開始しましたが‥一人工房で
紅白にも出演した「久石譲さん」の音楽を聴きながら作業をしているほうがホッとして
しまうのが正直なところです(笑)。
*
年末、なにげなくボーっとテレビを観ていると「世界のおもちゃ」というドキュメント
番組が放送されていました。
いろいろな国の玩具を紹介する‥というわけではなく、「チェコ」「中国」「南米(だっ
たと思います)」の中流家庭における「玩具のある風景」を淡々と紹介していくだけの
番組だったのですが、これがなかなか興味深いものがありまして、娘は遅い昼寝、
妻はインフルエンザで寝込んでいたので(笑)、一人で黙々と番組を観つづけて
しまいました。
その番組内でそれぞれの国の親に「いま子供に与えたい玩具は?」という質問を
していたのですが‥
高度成長でなにごとも競争の「中国」では『知能が向上するような知能パズル』
伝統を大事にする「チェコ」では『何代も受継がれるような木のおもちゃ』
経済的に余裕のない「南米」では『いま持っているおもちゃが壊れても遊ばせる』
‥と3国3様で、それぞれの国の情勢や思想がおもいきり「おもちゃ」に反映する
ものなのだなぁ‥と、あらためて感じてしまいました。
*
番組を観終わったあと、「じゃあ日本の親はどうな玩具を子供に与えたいと思って
いるのだろう?」と考えてしまいました。
いつもは能天気な顔で仕事をしていますが、たまには36歳のオヤジらいく難しく
考えてみる‥ように演出しながら仕事をするのも良いかなと思いつつ(笑)、今日も
仕事をしています。
今年も「ラトル工房ブータレブー」をよろしくお願い致します。
『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com
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