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2009年6月 3日 (水)

30年を考える職人

 この4年間愛読していた大河小説「グインサーガ」の作者である栗本薫さんが

先週この世を去ってしまいました。

 30年以上を費やし書き上げた本伝・外伝あわせて157巻という長大な物語は、

未完に終わってしまったもののやはり「偉業」であり、尊敬にたえません。

 つつしんで、ご冥福をお祈りいたします。

 何度も書きますが、やはり30年はものすごい年月です。

 失礼ながら最初の数巻までは「普通の架空小説」と大差ないお話しなのですが、

これが10巻ほどで急激に世界が広がり、100巻ではもう歴史にひきずりこまれる

感覚を覚え…と、まるで本当の世界のような「厚み」が出てくるのですね。

 単に「長いだけの長編」はこれからも出てくるかもしれませんが、ここまで年月を

費やした長編は…少なくとも私が生きている間には(笑)、もう生まれてこないの

ではないかと思ってしまいます。

 「ラトル」を3年作り続けてきて近頃思うのですが、この日本はどうも「同じものを

作り続ける」のが苦手な国になってしまったようです。

 伝統芸能の維持が難しい…とニュースなどでも時々耳にしますが、商品だけでは

なく、その原料や道具まで、次から次へと新しいものが売られ、逆に古いものが

否応無しに捨てられてしまうのですから、同じものが作りつづけられるわけがない

のですね(怒)。

…はじめて(怒)のマークを使ってみましたが(笑)、なにを隠そう「ラトル」も、

たった3年間の間で、見た目ではわからない範囲ではありますが何度も「制作方法」

や「材料」の変更を余儀なくされているので、それは怒りもするのです。

 逆にその波風に耐えた商品だからこそ、自信をもって売りつづられるわけで、

今後10年、20年作り続ければ、さらに立派な「モノ」になってくれるのではないか

…と、作者としては思っております。

 30年後だと私は67歳…何度も書いてしまいますが30年はすごいです(笑)。

 

Blog090603 ←保育園バッグのネームプレートも

  「てるてる坊主」に衣替え。

  わけあって週末は晴れてもらいたいの

  ですが…効果はいかに(笑)。

 

  

『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com

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