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2009年11月 3日 (火)

『冶具』を作る職人

 嬉しいことに、この数日はいろいろな方面から御注文をいただきまして、

それでも「なまけなければ間に合う!ぜんぜん大丈夫!」と余裕をもっていたの

ですが…週末に『保育園の遠足』があることをすっかり忘れておりまして(笑)、

途端にアタフタと忙しくなってしまいました。

 スケジュール管理に四苦八苦しつつ、きょうは先月に発売させていただいた

新商品『ヴァイオリンのラトル』の製作に勤しみました。

 ラトルの場合、2日ほどかけて6~8個程度をまとめて作るようにしています。

無理をすればもう少し作ることもできるのですが、同じ作業ばかりが長引くと

「電動工具への負担」と「私の忍耐力への負担」がかかってしまいまして(笑)、

なによりも「ゆっくり丁寧な作業」を心がけようとすると、これぐらいが丁度良い

ペースなのかなぁと思っています。

 その作業中の写真なのですが、これはなんだと思いますか?

Blog0911031

 

←中央の変な溝の入ったブロックです。

 もちろん商品の部品ではありません。

 

 

 

 正解は…

Blog0911032

 

←ヴァイオリンの側面に「垂直な穴」を

 空けるための『土台』でした。

 専門用語で『冶具』とも言います。

 

 

 本当に単純な『冶具』なのですが、これが在るのと無いのではやっぱり作業の

効率も精度も全然違ってくるものなのですね。

…と、偉そうに書いてますが(笑)、木のおもちゃの作り方などすべて独学で

やっていますので、開業当時はこういった『冶具』などなにも思いつかず、ただ

ひたすらに「ちくしょ~作りにくいカタチだなぁ~」と、自分でデザインしたにも

関わらず愚痴りながら製作していたのです。

 愚痴っても誰も助けてくれないのが個人事業者の辛さでして(笑)、仕方がない

ので「あーでもない、こーでもない」と色々な冶具を考えながら作業してきた3年、

今では工房の冶具もいろいろと増え、その分、以前より随分と効率よく作業する

ことができるようになり…愚痴も少なくなりました(笑)。

 「商品」と一緒に「作り方」もいろいろと考えなくてはいけないのが、木工の難しさ

であり、また楽しさなのだ…と、いまでは思えます。

 

『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com

 

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