シャーロキアンな職人
この数週間、数件の『オーダー品』の製作を並行して進めていたのですが、
昨日無事に最後の品を納品することができました。
ネットショップで販売している「ラトル」や「はがため」などを作る時とは違い、
オーダー品の場合「本当に良い品を作り出せるのか」が最後まで確証できず、
完成までハラハラしてしまうのですが、その分、形になった時の「安堵感」と
「達成感」といったらないのですね…正直なところホッとしました(笑)。
その反動といいますか、本日は少しだけ作業をさぼらせていただきまして、
上映開始から我慢していた映画『シャーロックホームズ』を観に映画館へ。
平日午前、しかも上映終了間際ということで、ほぼ貸し切り状態でした(笑)。
*
尊敬する人、理想とする人…は私にも何人かおりまして、例えば
・宮崎駿さん
・椎名誠さん
など実在する方々から、はては
・スナフキン(ムーミンの)
・ヤン・ウェンリー(あるSF小説の主人公)
といった架空の人物まで…対象はかなり滅茶苦茶なのですが(笑)、
じつは今回の「シャーロックホームズ」も私が尊敬する一人なのです。
これは中学生の頃に立て続けに観た二つの映像作品が影響しておりまして、
ひとつは、宮崎駿さんが製作に参加していたアニメ『名探偵ホームズ』
もうひとつがNHKで放送していた英国ドラマ『シャーロックホームズの冒険』
とくに後者で、名優「ジェレミーブレッド」が演じ、「露口茂さん(太陽にほえろの
山さん…といっても解りませんよね)」が吹替えをしたホームズの「変人っぷり」に
魅入っていた記憶があります。
今回の映画『シャーロックホームズ』はといいますと、「ロバート・ダウニーJr」が
演じるホームズが期待を裏切らない変人っぷりで(笑)、内容的にもマニア心を
くすぐる場面が数多くちりばめられ、私的には「アバター」より楽しめました。
ちなみにシャーロックホームズのマニアを海外では「シャーロキアン」と
呼んでいるのだそうです…「ベジタリアン」みたいなものですかね。
*
さすがに「将来は私立探偵になろう」とは思いませんでしたが、いま職業と
している「おもちゃ作家」も、「子供がどんなふうに触り、遊び、喜ぶか」を
想像し、推理しながら作り出す…という意味では、相通ずるものがあるように
思います。
「よく観察し…想像するのだよ……ワトソン君!」
…というホームズのセリフ(吹替えは露口さん)が、企画を考えているときに
頭をよぎるのは私ぐらいでしょうね(笑)。
毎年御好評いただいている人気商品
『木のはがため・てるてる』が
間もなくネットショップにて発売です!
『ラトル工房ブータレブー』
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コメント
ヤン・ウェンリー!
私も尊敬しています。
投稿: にゃわ | 2010年4月16日 (金) 13時12分
にゃわ様
ヤン・ウェンリーのファンがここにも1人。
にゃわさんの引っかかりどころが解らないです(笑)。
どうも「淡々黙々、でもやるときはやると」というのが
私の理想のようです。
黙々としてますが、やるときは…やれてないですね(笑)。
すみません。
投稿: ブータレブー | 2010年4月19日 (月) 07時24分