弘法筆を選びまくる職人
このところ娘の「気分の変動」が激しく、すっかり振り回されております。
4~5歳のこの時期は、能力的に「やれること」が増えてくるので色々なことに
興味を示すのですが、そのどれもがまだまだ「半端な能力」なので失敗も多く、
片づけたそばから、部屋は散らかるは。
「できない~!」と、突然に泣き出すは。
かと思えば、ケロッとした顔で「次はこれで遊ぼう」と手をひっぱられるは。
…「良い子」と「悪い子」のスイッチ切り替えが激しいこと、激しいこと。
さすがにお父さん、若干「育児ノイローゼ気味」です(笑)。
*
そんな気分を発散するには、やはり「バッサバッサ」と木材を切るのが一番!
ということで(笑)、本日も電動糸ノコでパーツの切り出し作業に励んでおります。
電動糸ノコで木材を切るときには「ブレード」という「糸のような刃」が必要なの
ですが、このブレードも刃の形状にいくつか種類がありまして、ラトル工房では
2種類の刃を木材の種類や厚みにあわせて使い分けています。
使用しているのは電動糸ノコ(ドイツヘグナー社製)の純正品で、ホームセンター
などで売られているブレードに比べて販売ルートも少なく、値段も少しお高め
なのですが、「折れにくさ」と「切れ味の良さ」から好んで選んでいます。
1袋に1グロス(144本)入りで
約5000円弱なり。
「こんなに頑丈なんだぜ~」と
なぜか裸の男性がアピール。
…お茶目ですね。
『弘法 筆を選ばず』
…と言いますが、私はまだまだ道具の質で作業が左右されてしまう程度の
技能なので、この糸ノコの切れ味にとても御厄介になっています。
ただし、同じ袋に入っているブレードでも切れ味に個体差があるようでして、
また、その日の天候や木材の部位によっても切れ味が変わってくるので、
なかなか油断はできないのですね。
糸ノコの切れ味が悪い時は「ストレスの発散」どころか逆にイライラが
募ってしまう恐れもありまして(笑)、そんな時は早々に新しい刃に変えて
しまうようにしています…筆を選びまくりです。
*
本日は天候も良く、スイスイと糸ノコ作業が進んでいます。
「わたし、このままどこまでも切りつづけていたいの…」と、乙女チックな衝動に
ついかられてしまいそうですが、なかなかそうもいかないのが「ちちパパ職人」の
悲しさです(笑)。
はてさて、きょうは「良い子」「悪い子」どちらのスイッチで保育園から帰って
くるのでしょうか…。
『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com
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