ゼリーフライが好きな職人
埼玉県は猛暑つづきで、いやはや「暑い」の一言です。
作業場で1人で汗をかいている分にはそれほど問題ないのですが、
商談などで外出したときにも少しの移動で汗だくになってしまいまして、
その状態でお客さんに会わなくてはいけないので困ってしまいます。
今年はとうとう、38歳にしてはじめて汗抑え&消臭用の『洗顔シート』と
『デオドラントスプレー』を購入してしまいました(笑)。
*
そんな猛暑の3連休、私の実家である『埼玉県行田市』へ帰郷してきました。
この行田市は、文字通り「どこへ行っても田んぼばかり」という、本当に
なにもない田舎町なのですが、近ごろは小説「のぼうの城」の舞台となった
ことから、観光客もちらほら居るのだそうです。
そうは言っても、狭いながらも独特な文化はあるものでして…例えば
よく知人に話をして奇怪な顔をされてしまうのが『ゼリーフライ』という
B級郷土料理の名前です。
名前だけ聞くと「気持ち悪い」と断言されてしまうのですが、決して寒天や
ゼラチンのゼリーを揚げたわけではなく(そもそも揚がらないと思いますが)、
その正体は、「じゃがいも」と「おから(豆腐の大豆カス)」を混ぜて素揚げ
した『衣のないコロッケ』のようなものでして、ウスターソースにどっぷりと
潜らせて食べる、いかにもB級グルメらしいお惣菜です。
なぜ『ゼリーフライ』なのかというと、『銭(ぜに)のカタチに似ているから』と
いう説が近ごろは多く言われているようですが、地元では『元店主が歌手の
ジュリー(沢田健二)のファンだったから』という昭和の人にしか解らない
説もあったりして…どちらにしても『ゼリー』ではないのですが(笑)、いまだに
謎の多い食べ物なのです。
*
その『ゼリーフライ』、知らない間に「御当地キャラ」が作られていたようで、
連休中に開催されていたお祭りで、偶然に遭遇してしまったのが…
『こぜにちゃん』という名前らしいです。
…気温34度の炎天下に登場するべきキャラではないように思いますが、
実際フラフラと危ない動きで子供たちも寄り付くことができず、かなり
孤軍奮闘しておりました。
やはりアツアツの「ゼリーフライ」は、生ビール片手に涼しい場所で
食べたいものだなぁ…と、フラフラした「こぜにちゃん」を眺めながら
つくづく考えてしまう3連休でありました。
『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com
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コメント
こぜにちゃん、薄いですね。
がんばれ!死なないで!
投稿: リエコ | 2010年7月22日 (木) 11時50分
ゼリーフライ・・・名前はまずそうだけど、
おいしそうですね!
やってみたい!
レシピを探してみます〜
投稿: にゃわ | 2010年7月22日 (木) 23時18分
コメントありがとうございました!
リエコ様
こぜにちゃんは薄くて平面なので
日光を受けやすく、そうとう暑かったと思われます。
私は死んでもなりたくありません(笑)。
にゃわ様
ゼリーフライは美味しいです。
私もまねて作ってみたことがありますが、
おからの分量が多すぎてバラバラになって
しまいました…つなぎに秘密がありそうです。
投稿: ブータレブー | 2010年7月23日 (金) 16時03分