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2010年11月18日 (木)

身を削る職人

 空気が乾燥するこの時期、指先の『肌荒れ』がとても気になります。

 女性のように皮膚がカヨワイから…というわけでは決してないのですが、

「乾燥肌」になりやすい体質にプラスして、年末の繁忙期で使用頻度が

高くなってくる「紙やすり」が、肌にダメージを与えてしまうようなのです。

 ラトル工房では「紙やすり」を使って「木のおもちゃ」の表面が滑らかに

なるまで何度も何度も磨いています。

 その際、短冊状に小さく切った「紙やすり」をさらに中央で折り曲げて

使うのが私の「癖」でして(下の写真参照)、指先で紙やすりが滑り難くなり

作業がとても楽になる反面、紙の両面が「ヤスリ状」になってしまうので、

本当にわずかづつではありますが、木材と一緒に私自身の「指」も

削れていくのですね。

…まさに「自業自得」ではあるのですが(笑)、

数個を磨く程度であればとくに問題ないものの、繁忙期などは数日かけて

たくさんの木材を磨きつづけることも多々ありまして、そこに乾燥時期が

重なる「年末」は指へのダメージが激しいようです。

 「身を削る想い」という例えがありますが、実際に身が削られてみると

あまりロマンティックには浸れないものなのだなぁ…と痛感しております。

 

 そこで数年前からですが、紙やすりの作業の時はゴム製の「指サック」

親指にはめるようになりました。

 本来は書類整理などで使うものですが、軍手や手袋と違って木材の感触が

指先に伝わりやすく、またゴワゴワしないので細かな作業の妨げにもならず

大変重宝しています。

 指先の荒れが気になっている木工作家さんにはお奨めです。

…ただし「電動工具」を使用するときは刃物に指が巻き込まれてしまう恐れが

あるので、必ず外したほうが良いです…私も数回ヒヤッとしました(苦笑)。

 クリスマスの迫った年末ということもあってか、今の時期は「星」をデザイン

した「ラトル」や「はがため」の御注文が重なります。

 星のかたちに切りぬかれた木材が並ぶ工房に、静かにクリスマスムードが

漂っております。

 

Blog101117 ←「紙やすり」と「指サック」。

  どちらも大事な商売道具です。

  

 『ラトル工房ブータレブー』

 http://www.bootaleboo.com

 

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