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2011年2月24日 (木)

雪玉に夢中になる職人

 しばらくぶりの仕事以外の話題となりますが、先週末は電車を乗り継いで

栃木県のスキー場『ハンターマウンテン塩原』へ行ってまいりました。

 娘にとっては初めての「雪山体験」で、さすがにスキーやスノボーはまだ

無理だと思われたので「ソリ遊び」などの幼児向けの施設が充実している

場所としてこのスキー場を選んだのですが…「スノーチューブ」など大人でも

絶叫してしまう遊具も用意されており、幼児向けといえ侮れない施設で

ありました(笑)。

 「ソリ遊び」を楽しみつつ、思わずハマってしまったのがこの遊具です。

 

Blog1102241 ←正式な名称は解りませんが

 「パクパク雪玉メーカー(仮)」

 …と勝手に命名してみました。

 雪玉を作るための遊具です。

 

 

 

Blog1102242 ←パクパクさせるだけで

 どんどん雪玉が作れます。

 「雪合戦」はもちろん、

 バランス良く積んでいくだけ

 でも楽しめます。

 

 

 正直なところ「雪玉ぐらい自分の手で作れよ」という冷めた目で

最初は眺めていたのですが、いざ娘と一緒になって遊んでみると

キレイな球状の雪玉が驚くほどの早さでポコポコと出来てしまい

…とても気持ちが良いのです(笑)。

 飾り気のない外観からは想像もつかない楽しさで、体験してみないと

楽しさがわからない遊具がまだまだあるのだなぁ…と改めて感じて

しまう1日でした。

 スキーウェアだ、電車賃だ…と出費もなかなか嵩んでしまいましたが

某CMではありませんが、娘の笑顔で「プライスレス」となりました。 

 来年は「スタットレスタイヤ」&「ETCの高速割引」を装備して、

もう少し頻繁に行きたいものだ…と、早くも画策しております。

 

『ラトル工房ブータレブー』 http://www.bootaleboo.com

 

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2011年2月16日 (水)

おもちゃの音に癒される職人

 2週続けての「こどもちゃれんじ」関連の内容になってしまうのですが、

昨年開発に協力させていただいた教材が無事完成したとのことで、その

「製品サンプル」を先日進呈していただきました。

 今回のおもちゃは赤ちゃん向けのコース『こどもちゃれんじbaby』にて

生後11か月の赤ちゃんに配布される「木のりんりんトラック」です。

 赤ちゃんがコロコロと転がして遊べる手押し式の「木のトラック」です。

 

Blog1102161 ←上部のハンドルで押したり

  先頭のヒモでひっぱったり

  …と、転がし方も赤ちゃんに

  よって色々なのですね。

 

 

 

Blog1102162←後部には荷台を貼りつける

 ことができ、他のおもちゃ等を

 乗せることができます。

 …トトロは付いてきません(笑)。

 

 

 

Blog1102163 ←内部には鉄琴が仕組まれて

  いて、トラックの動きに合わせて

  「チリン リン…チリン リン」と

  耳に心地よい音が鳴り響きます。

 

 

 

 今回は主に「外観デザイン」と「サイズ設定」等を担当させていただいた

のですが、今回も小さい赤ちゃんサイズを維持したまま「ギミック」や

「強度」を両立していくのに苦心しつつも、無事に完成となりました。

 

 もちろん私以外の多くの方々の手もあって完成した「おもちゃ」では

あるのですが、完成品を見るとつい「我が子」のように思えてしまうのは

大目にみていただきたいところです(笑)。

 近ごろは電子パーツが安価になって、おもちゃの世界でも簡単に

「音声」や「効果音」が鳴らせるようになりましたが、今回のトラックを

チリンチリンと鳴らしていると

 「やっぱり生の音って良いものだなぁ」

…と改めて思ってしまいます。

 成長すれば嫌でも「雑音」が耳に入ってくる世の中ですから(笑)

せめて赤ちゃんには「本当の音」を耳にさせてあげたいところです。

 

『ラトル工房ブータレブー』 http://www.bootaleboo.com

 

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2011年2月10日 (木)

偉そうに語る職人

 以前のブログでも紹介させていただきました、「こどもちゃれんじ」の

教材『ひらめきブロック』特設HPを拝見しました。

 たくさんの子供たちがそれぞれに組み立てた「ひらめきブロック」を

手にした写真がズラズラ~っと並んだHPなのですが、

 「おー、こんなにたくさんの子供たちが遊んでくれたのかー」

…と、しばらくパソコン画面に魅入ってしまいました。

 開発に携わった人間としましては「感無量」です。

 木のおもちゃを作っていると、このような「プラスチックの玩具」や

「大量生産の玩具」を悪者扱いするような言葉を時々耳にしてしまいます。

 かくいう私も、行き過ぎた「大量生産」には反抗心を抱いているところが

あるのですが(笑)、現在の「日本の玩具市場」をここまで成長させたのは

「プラスチック」に他ならないことも理解していますし、ましてや決して

「悪者」ではないとも思っています。

 

 沢山の人に安価でモノを提供することができる「プラスチック」は、

昭和の貧しい子供たちの手にも「おもちゃ」を贈り届けるための

「魔法の材料」だったのだ

 

…とは、ブリキの時代から玩具開発をしてきた私の「おもちゃの師匠」が

語っていた言葉なのですが、確かに今現在でもプラスチックだからこそ

低い価格に抑えられている「おもちゃ」がほとんどです。

 問題なのは、そんな昔の偉人たちの理念など消え去って、現在は

「ただお金を儲けるため」に大量生産&プラスチックへ容易に走って

しまいことなのではないか…と思えてなりません。

 

 「木には木の」「プラスチックにはプラスチックの」それぞれの利点が

あるわけでして、玩具全般を愛する者としては、遠回りをしてでも

色々な可能性を考えて、本当の意味で「あるべきおもちゃ」を生みだして

いけたら良いなぁと思っております。

…今回はつい「おもちゃ」について偉そうに語ってしまいましたが(笑)、

私自信が時々「木のおもちゃ」を作りつづける意義を忘れてしまいそうに

なることがありまして、そのためもあって今回このようなブログになって

しまいました。

 なんにしましても、おもちゃは「子供たちのため」に作りたいものです。

 

『ラトル工房ブータレブー』 http://www.bootaleboo.com

 

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2011年2月 4日 (金)

おもちゃの役割を考える職人

 娘が一番仲良くしていた友達が、この春に引越してしまうことになりました。

 先日に妻がそれを教えたらしく、「引越しても遊べると良いね」などと娘と

いつも通りに会話をしていたのですが、急に黙り込んだかと思うと

 「なんだかドキドキしてきた」

…と、なんともいえない表情で娘がつぶやきました。

 まだまだ感情表現が定まらない4歳の娘は、引越しから直接「悲しい」とか

「寂しい」という感情につながらないながらも、なにか「ただならない事」が

起こりそうなことだけを肌で感じ、「ドキドキ」という表現になったようです。

 子供の「感情の芽生え」をあらためて感じさせる一言でした。

 「楽しい」とか「悲しい」とか言葉にすると単純になってしまいますが、

実際はその時々でもっと細かい感情の違いを感じるものだと思います。 

 近ごろ、その「色々な感情」を子供に感じさせることが「おもちゃ」の

一番の役割なのではないか…と考えるようになりました。

 

 リカちゃん人形で愛情を感じたり

 ベイブレードで闘志を燃やしたり

 プリキュアで正義感を感じたり

 パズルゲームで悩んだり

 

 生きていくにはまったく必要ない「おもちゃ」たちですが、それを手にした

子供たちはその場面場面でいろいろな「感情」を感じているのだと思います。

それは、とても大事な「おもちゃの役割」なのではないか…と、10数年玩具に

携わってきて、ようやく感じるようになりました…今さらですが(笑)。

 

 いざ「お前の作るおもちゃは感情を芽生えさせられているのか?」…と

言われてしまうと確信が持てないわけですが、せめて子供の心に何かが

響くようなおもちゃを生みだしたい…という気持ちは持ち続けていたいと

思っております。

 私自信がとても感情表現に乏しい人間で、恐らくそれはとても損な

生き方だったのではないかと思えてならないわけですが(笑)、

せめて娘には、色々な感情を表現できる人間に成長してもらいたいもの

だなぁと思っております。

 

『ラトル工房ブータレブー』 http://www.bootaleboo.com

 

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