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2011年4月28日 (木)

双子のラトルを作る職人

 「双子の赤ちゃん向けのラトルを」…という御依頼をいただきました。

 双子用~については今までにも何度か御要望をいただいたことがあり、

 「同じ形状のラトルでヒモの色だけ変える」

 「既存のラトルを左右対称のデザインで作成する」

…といった簡易的な方法で対応させていただいたのですが、今回は

モノは試しに「双子用」として新たにデザインを起こしてみました。

 せっかく「2つのラトル」が並ぶのであれば…ということで、木のおもちゃ

では定番(?)の「組み木」の技法 を応用し、ラトル同士が組み合うような

デザインを試みてみました。

 色々とデザインを検討したうえに完成した試作品が…こちらです。

※写真をクリックすると拡大表示されます。

 

 

Blog1104281「双子の子猫」をモチーフに

  した木のラトルです。

  もちろん振ると「あずき」の

  優しい音が鳴ります。

 

 

 

Blog1104282←じゃれ合うように仲良く

 2匹を組み合わせる

 ことができます。

 

 

 

 

Blog1104283←…ときにはケンカも(笑)。

 各部のラインを揃えている

 ので、色々な向きで組み

 合わせることが可能です。

 

 

 

 
 「音の響き」や「握りやすさ」といったラトル本来の機能性も犠牲に

ならないようにデザインしてみたのですが…いかがでしょうか?

 今回は「子猫」を題材にしてみましたが、この「組み木っぽいラトル」

他にもいろいろなデザインが考えられそうです。

…が、ラトルが2個も必要な環境がそれほど多いとは思えませんので(笑)、

今後ネットショップで販売するかは悩ましいところです。

 御要望があれば対応しますので、もし購入を希望される「猫好き」な方が

いらっしゃいましたら、お気軽に御相談ください。

 

『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com

 

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2011年4月21日 (木)

お菓子で遊ぶ職人

 「おもちゃ」のデザインや企画を考えるとき、玩具屋さんや雑貨屋さん

などのお店を巡ることが多いのですが、それと一緒によく行くのが

食品スーパーの「お菓子コーナー」です。

 オマケ付お菓子はもちろん、最近は「自分で作って遊べるお菓子」

ブームの兆しを見せている…と個人的に感じているだけなのですが(笑)

「美味しそうなもの」から「ゲテモノっぽいもの」まで、作るのが楽しそうな

お菓子がいろいろと並んでいます。

 試しに購入してみたのが『ハッピーキッチンシリーズ』という商品です。

発売しているのが「クラシエ(旧カネボウ)」なのを不思議に思って調べて

みたのですが、あの作るお菓子の代表格「ねるねるねるね」も旧カネボウの

商品だったようでして、「おー、まさに正統的な作るお菓子ではないか」…と

意味もなく1人で納得してしまいました。

 せっかくなので保育園から帰ってきた娘と作ってみたのですが、これが

想像以上に完成度の高い「お遊び」でして…

 

 いろいろな「粉」を「水or牛乳」で溶いて準備完了!

 カップに流し込んで「電子レンジ」で数十秒待てばスポンジが完成!

 付属のクリームや粒菓子でデコレーションも完成!

 

…と作業工程もテンポよく進み、最終的には大人が食べても美味しい

小さなカップケーキが完成してしまいました。 

 「ねるねるねるね」と比べたらそれはもう見事な進歩で、クラシエさんの

開発者魂を感じてしまいました(笑)。

 もちろん、「粉をふるいにかけて」「泡立て器でクリームを立てて」…と

もっと本格的に作ったほうが、楽しくて美味しいことは確実なのですが、

用意も後片づけも不要で、しかも「税込262円」というこの気軽さ

平日のお遊びとしては歓迎できるものかと思います。

 料理が苦手なお父さんでも問題なく作ることが出来ますので(笑)、

お店で見かけましたらお試しを。

 

Blog110421 ←20分程度で小さなカップケーキが

 6個完成します。…食べ終わるのは

 数秒ですが(笑)。

 

 『ラトル工房ブータレブー』

 http://www.bootaleboo.com

 

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2011年4月15日 (金)

遊び方に感心する職人

 近頃、娘がオモチャで遊ぶ姿を見て感心してしまう場面が多々あります。

 

 「レゴブロック」で「シルバニアファミリー」の家具を作ってみたり…

 余っていたシールを「ドールハウス」にペタペタ貼って装飾してみたり…

 木のラトルを「プリキュア」の変身グッズの代わりに振り回していたり(笑)…

 

…と、通常の遊び方など無視して、新旧それぞれのオモチャを上手いこと

組み合わせて楽しんでいるようです。

 さすが5歳ともなると遊び方が違います。

 5歳という年齢は、最もたくさんのオモチャに触れる時期でもあります。

玩具業界的に言えば「メイン購買層」と呼ばれる年齢で、玩具店にも

この年齢を対象としたおもちゃが最も多く並んでいると思われます。

 

 数十年前であればこの「メイン購買層」は6~8歳ともう少し上の年齢

だったのですが、近年になり少しずつ低年齢化してきているようです。

 TVゲーム、ファッション用品、携帯電話、音楽プレーヤー…などなど、

昔と違って子供たちが「オモチャ以外のモノ」に興味が移っていく時期が

早くなっているようですし、さらに近頃では「小学校入学と同時に塾通い」と

いうケースも珍しくないようですから、「オモチャで遊ぶ時間」を作ること

自体が難しくなっているのかもしれません。

 「近頃の子供は大変だなぁ」…と、39歳にもなって未だにオモチャを

卒業できていない私などはつくづく思ってしまいます(笑)。

 娘が果してあと何年ぐらいオモチャで遊んでくれるのか解りませんが、

どんな状況下でも「工夫して楽しさを生みだす行為」は忘れずにいて

もらいたいものだなぁと…父親としては思っております。

 

Blog110415 ←あと、できれば

 「あとかたづけ」もそろそろ

 覚えていただきたい(笑)。

 

 『ラトル工房ブータレブー』

 http://www.bootaleboo.com

 

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2011年4月 6日 (水)

桜並木を眺める職人

 お陰さまで4月も商品の製作と発送に勤しむ毎日を送っております。

 発送のため自転車で郵便局へ行く途中に「桜並木」があるのですが、

この数日でずいぶんと開花してきたようです。

 例年ですとこの時期は並木に沿って「○○町内会」「○○不動産」…などと

書かれたショッキングピンクの派手な「行燈(あんどん)」がブラブラと

吊り下げられているのですが、今年は「節電」と「自粛」のためかその姿を

現わしていません。

 不謹慎かもしれませんが、このほうがシンプルに桜本来の色が映えて

良いのになぁ…と、自転車を止めてしばらく眺めてしまいました。

 私の好きな映画に「リバー・ランズ・スルーイット」という作品があります。

アメリカのモンタナ州を舞台に、フライフィッシングを軸にして2人の兄弟の

成長をつづった作品で、ストーリー的にはとても淡々としているのですが(笑)、

渓流などの風景がとにかく綺麗な作品でアカデミー賞では「撮影賞」を受賞し、

また、今をときめく「ブラッド・ピット」の出世作としても有名です。

 

 その映画の冒頭のシーンなのですが、

2人の兄弟は学校へ通うかわりとして、毎日のように父親へ「手紙」

書かされます。ようやく出来上がった手紙を父親に見せると、父親は必ず

 

 「この内容のまま、さらに半分の文章にして描き直してきなさい」

 

と言って差し戻し、子供は父親がOKを出すまで何度も手紙を描き直します。

これによって子供たちは「本質」のみを文章で表現する術を身につけていく

のですが、このほんの数分のシーンが私はとても好きです。

 

 桜並木の行燈もそうですが、当たり前と思っていた情景や出来事にも

じつは「過剰なもの」が結構まとわりついていて、それを手紙の文章の

ように剥がしてみると、本質の良さにはじめて気付かされる…ということが

結構多いのかもしれません。

 「おもちゃの過剰と本質」がどのようなものなのか…私のような者が

そんな哲学的なことを考えて答えが出るわけがないのですが(笑)、

答えが出ないなりにも深く熟考しつつ「必要とされるモノ」を生みだす

ことが、これからの時代は必要なのかもしれません。

 

Blog110406←桜には行燈よりも

 青空が映えると思います。

 

 

 

 

 

 『ラトル工房ブータレブー』

 http://www.bootaleboo.com

 

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