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2011年6月30日 (木)

大切な作業をする職人

 工房を移転してから早くも10日経ってしまいました。

 「糸ノコの替刃はどこだっ!」

 「電動糸ノコの振動が止まらないっ!」

 「作業中のコーヒーカップを置く場所がないっ!」

…と、どうも1人で慌て続けていた10日間でしたが、ようやく落ち着き

はじめたような気がします。

 心身ともに落ち着いてきたところで、とても地味ながら大切な作業

取り掛かってみました。

 

Blog110630←なんの作業をしているのか

 解りますでしょうか?

 

 

 

 

 

…正解は「あずきの選別作業」です。

 ラトルの中に仕込んで音を鳴らすための「あずき」なのですが、

大きさや色つやを一粒一粒調べて、不具合があるものは取り除く

ようにしているのです。

 サイズが小さい物は振った時に穴からこぼれ落ちてしまいますし、

傷が付いているものは振ると割れたり、皮が剥がれてしまう危険が

あります。

 また、粒を揃えることで「音の響き」がやはり違ってくるようなので、

音が命の「木のラトル」ですから、重要な作業として時間をかけて

じっくり選別するようにしています。

…毎回、取り組むまでが長いのですが(笑)。

 この「一粒一粒の選別作業」ですが、じつは漫画「美味しんぼ」でも

同じような光景を目にしたことがあります。

 たしか「おもてなしの心」という初期の巻で、お客様をもてなすために

お米の大きさを一粒一粒揃えてから炊き上げる…というようなお話し

だったと思います。

 「お米」に比べれば「あずき」の選別はとても楽なものですが(笑)、

赤ちゃんに対する、ラトル工房風の「おもてなしの心」と受け止めて

いただければ幸いです。

 

『ラトル工房ブータレブー』 http://www.bootaleboo.com

 

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コメント

利休七則ですね。
七つ覚えられないので、最後の「相客に心せよ。」っていうのだけ僕は覚えています。
ブータレブーさんのお客さまは、言葉の通じない外国人(異星人?)のうえに、わがままで気分屋で大変でしょうが、きっともてなしの心が通じて元気に笑ってくれますよ。

投稿: thuu | 2011年6月30日 (木) 22時50分

thuu様

いつもコメントありがとうございます。

「利休七則」…さっそくネットで調べてしまいました。
今の世の中で欠けていることばかり述べられている
ように思いました。昔の人々は偉大ですね。

赤ちゃんは宇宙人なみに交流が難しい生き物ですが、
笑顔だけで大人を手玉にとれるのですから侮れません(笑)。
そういう意味では、赤ちゃんも偉大です。

「相客に心せよ」を教訓にして精進いたします。

投稿: ブータレブー | 2011年7月 2日 (土) 08時20分

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