図書館を愛する職人
先週末の「たまオモチャ市」は、お陰さまで大変な盛況だったようです。
※おもちゃのこまーむの
小松さんツイッターより
拝借しました。
都心から離れているにも関わらず1日で2000人以上の御来場が
あったとのことで、いやはや「スゴイ」の一言です。
9月以降もイベント開催が各地で続くのですが、たくさんの方々に
「木のおもちゃ」に触れてもらえる場を与えていただけるのは、とても
幸せなことだなと思います。
*
今後のイベントラッシュに備えて商品をガンガン作っているのですが、
その一方で、課題が山積していたり…相変わらずの残暑だったりと、
今週はどうも頭が「1つ所」に留まってくれず集中力に欠けております。
…そんな時は慌てず騒がず工房を離れてしまいまして(笑)、近ごろは
市内の「市立図書館」へと足を運ぶようになりました。
私の住む「埼玉県行田市」の市立図書館は数年前に立派な施設へと
リニューアルしたのですが、この夏に娘の「夏休みの宿題」のために
何度か足を運ぶうちに、その蔵書の「充実ぶり」と、さらには館内の
「静かさ」と「涼しさ」に、たいへん魅了されてしまったのです。
本をペラペラとめくりながら館内を歩いていると気持ちも落ち着き、
ほどよく涼んだところで、仕事の合間に読むための本を数冊借りて
いくのですが、私が決まって1冊は借りていくのが昔から愛読している
椎名誠さんのエッセイ集「赤マントシリーズ」です。
「アザラシのひげじまん」。
「週刊文春」に連載されているエッセイをまとめて定期的に発刊されて
いるようなのですが…その内容がとにかく「くだらない」のですね(笑)。
「環境問題」について語ったかと思えば、翌週には「ビールのつまみは
何が最高か」とか「廃品回収車がうるさい」とか「便所について」…など
一貫性のまるでないエッセイなのですが、一編が短いことと椎名さんの
緩い文章も相まって仕事の合間に読むには最高の本なのです。
疲れた頭にお奨めです。
*
椎名誠さんのエッセイは20代の頃から読んでいるので、その文章の
表現には知らずに影響をうけてしまっているようで、このブログでも
自然と書いてしまう「いやはや」とか「~なのですね」なども明らかに
椎名さんの影響です。
いやはや、物事深く考えすぎず、出来ることから片づけてしまうのが
先決なのですね…みたいな感じです(笑)。
今日も頑張ります。
『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com
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