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2012年12月22日 (土)

巨大ロボットが欲しかった職人

 クリスマス前の「木のおもちゃ」の出荷ラッシュも無事に終了しました。

 あとの役目はサンタさんにお任せして冬休み…とはなりませんが(笑)、

せっかくなのでテンポを少しゆるめて、クリスマスの気分ぐらいは楽しみ

たいと思っております。

 私が子供の時、クリスマスにめちゃくちゃ欲しかった玩具として思い出すのが、

タカラ(現タカラトミー)から発売されていた「ダイアクロン ロボットベース」

いう商品です。ユーチューブに当時のCM画像がありました。

(携帯電話などで観れない方はゴメンナサイ)

 

 

 

 とても時代を感じさせるCMですが(笑)、当時5歳ぐらいだった私は

この「ダイア………クローーン」というCMにもうくぎづけで、親にもかなり

強請ったと思うのですが、やはり大きさに比例して高額だったのでしょう、

なんとか買ってもらえたのは小さな「ダイアバトラス」というロボットでした。

(それでも記憶に残っているほど、ものすごく嬉しかったのですが)

 

 もしこのロボットがいま販売されていたら、もう迷わず「大人買い」をして

しまうのですが…残念ながら「子供向けのおもちゃ」とした場合、現在では

絶対に販売することができないのですね。

 

 貧弱で飲み込めるほどの「小さなパーツ」…

 表面にむきだしの「磁石」…

 指が挟まりそうな「変形機構」…などなど、

 

 この数十年でつり上がってしまった「おもちゃの安全基準」には到底合致

しない箇所だらけで…もう絶望的です(笑)。

 「大人用のコレクションアイテム」としてなら販売できるのかもしれませんが

それだともう「オモチャ」ではないですし、当時の私が感じたワクワク感

今となってはどれほど貴重なモノだったのかを、つくづく感じてしまいます。

 幸いにも、大人になってからこの「ロボットベース」の開発に係った方々と

しばらく一緒にお仕事をさせていただくことが出来たわけですが、やはり

当時と現在とでは「玩具の開発環境」がかなり異なってしまったようです。

 

 「安全基準」「開発期間の短縮化」「原価コストのカット」「版権チェック」

…と、現在の「玩具開発」には、商品化までに様々なハードルがあります。

 もちろんどれも大事な工程であることは解りますが、それらが度を越して

しまった時、オモチャとしてもっとも肝心な「楽しさ」や「ワクワク感」、そして

その元になるであろう「開発者の遊び心」を薄めてしまうのではないか、

それは「本末転倒」なことではないか…と、個人的には思ってしまうのです。

 

 あくまでも「部外者」の無責任な辛口コメントですが(笑)、年末の疲労で

つい口が滑ったものと苦笑していただければ幸いです。

 では皆様、よいクリスマスを!

 

『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com

 

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