変化の兆しに気がつく職人
先週より上映がはじまった待望の「アイアンマン3」ですが
…金曜日の平日だったというのに上映初日の、しかも初回上映を
観に行ってしまいました。
仕事はいたって真面目に取り組んでおりますので、御勘弁ください(笑)。
映画は賛否両論あるようですが、
「私はヒーローじゃない、メカニック(技術者)だ!」
…と断言した主人公のセリフだけで、私には大満足の作品でした。
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ここからかなりマニアックな話題になってしまうのですが…
この「アイアンマン」をはじめ「アベンジャーズ」「バッドマン」などハリウッドの
SF映画のキャラクターフィギュアを製造販売している香港のトイメーカーで
『ホットトイズ』という会社があります。
近頃は雑誌などでも特集されるほどなので御存じの方も多いと思いますが
(知らない方はこちらのHPを参照ください)、大人でも気軽には購入できない
ほど高額なフィギュアであるにも関わらず、写真と見間違うほど神がかった
「造形力」は日本でも熱狂的な支持層に迎えられていて、恐らくこの数年で
最も急成長した「トイメーカー」だと思っています。
高額すぎて私は1体も持っていない…というのはどうでも良くて(笑)、
肝心なのは「香港のトイメーカー」という部分でして、冷静な目で近頃の
「日本の玩具市場」を眺めてみると、香港や韓国といったアジア圏の
玩具メーカーがすでに活躍しはじめていることに気がつきます。
「家電業界で起ったことは、その2~3年後に玩具業界でも起こる」
…とはこの業界でよく耳にする風説なのですが、「サムスン(韓国)」などの
影響で右往左往している現在の「日本の家電メーカー」の姿を見ていると、
あながち風説とは言い切れないものを感じてしまいます。
数年後の「スターウォーズ」の新作映画の玩具販売権もホットトイズが
獲得した…との話題も出ていますし、今後の2~3年で玩具業界の
勢力図が嫌でも変化していく兆しと思えてしまうのですが…はたして。
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一方で、日本の「木製玩具の業界」はといえば
…こちらはすでに海外製品ばかりが幅を利かせている状況なので、
慌てようがないのですね(笑)。
それを少しでも打破しようと頑張っているのが「遊ぶ木」という活動で
あったりするわけですが、こちらも今後の2~3年で変化が生まれるように
努力したいとは思っております……はたして(笑)。
『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.co
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