窓ヌキ作業に没頭する職人
今週は、不足していた「木材」を製材屋さんからいろいろと購入し、
そこから「ラトルの部品」を電動糸ノコでひたすら切りだす…という
作業を進めております。
面倒な作業ではありますが、寒暖の差が激しすぎて頭が働かず
「頭脳労働」からしばらく逃げたい心境もあったので、そういう時には
もってこいの単純作業です。
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いま作っていたのは「ラトルの本体」に使用する部品なのですが、
単純に外形に沿って板を切るだけではなく、「小豆」を封入するための
「変則的な穴」も開けていかなくてはなりません。
職人さんたちの間では「窓ヌキ」などと呼ばれている作業です。
小さな穴を開けます。
通してセットします。
切り出せば完了。
「ラトルの形」を
切り出しています。
この「窓ヌキ作業」は、一回毎に「糸ノコの歯」をセットしなくてはならず
…正直なところ本当に面倒で、生産性の良い工法ではないと私も常々
思っているのですが、デザインへの影響が少ないという大きなメリットが
あるので、ラトル工房では多用しています…自分の首を絞めつつ。
生産性を高めるためにもっと「単純で作りやすい形」にしてしまうという
手もありますが、それの行きつく先は「どれも、どこかで見た形」になって
しまいそうで、それは「ラトル工房」が目指すところではないと思っています。
作っている本人が納得しているので、それで良いのです…たぶん(笑)。
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木材を切っただけでは部品にはならず、さらに電動工具を使って
角を掘ったり、丸めたり、磨いたりといった作業が続くのですが、
…それはまたブログのネタに困ったときに紹介させていただきます。
『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com
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