やせ我慢をやめた職人

　とうとう猛暑に屈し、部屋にクーラーを導入してしまいました。

　設置したのは「在庫保管」＆「パソコン作業」＆「映画鑑賞」のための

頭脳労働ルーム（笑）の方なので、電動工具が並んだ作業工房は

相変わらずの暑さなのですが、仕事の半分＆休憩時間を涼しい場所で

過ごせるのは、やはり快適さがまったく違います。

　毎年猛暑になると「糸ノコダイエットだ！」「かき氷だ！」と力んでいましたが、

やせ我慢もここまでです（笑）。

＊

　その一方で、先週末は娘の「ピアノ発表会」がありました。

　２年目の今年はかなり難航してしまったようで、「もっと易しい曲目」への

変更が決まりかけていたのですが、努力と我慢…そして「ご褒美の約束」で

なんとか当初の曲目のまま演奏を終えることができました。

　見てる方が

　ドキドキでした。

　「夏の暑さ」に屈した父親とは正反対ではありますが（笑）、

難題を前にしても逃げずにやり遂げたことは「上手に弾く」ことよりも大事で、

大きな経験になってくれたのではないか…と、父親としては思っております。

　我が娘ながらに誇らしい１日でした。

＊

　そして「ご褒美の約束」も忘れておりません。

　本日発売の

　３ＤＳのゲーム。

　なぜ同じゲームが２本あるのかと言うと…１本は私の分です（笑）。

「どうぶつの森シリーズ」は昔から好きなゲームなので、私も当初から

この発売を楽しみにしておりました。

　プラモデルを作り、ゲームで遊び…と、やっていることは娘と同じで

威厳のかけらもありませんが、やせ我慢で大人らしく振舞うよりも

自然体のまま接して「対等の友達」のように思ってもらえるのであれば、

その方が良いと思っております。

『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com

"なんとか"が多い職人

　埼玉県北部は相変わらずの「猛暑」が続いております。

　作業場が暑いのはもちろん近頃はさらに「熱帯夜」にも見舞われており、

身体のだるさが蓄積されていくのが自分でも分かるほどですが、

なんとか今の作業を終わらせて、涼しい場所に逃げ込みたいと思います。

　それにひきかえ、

　猫は相変わらず

　パワフルです。

＊

　例年ですと７月は一年で最も御注文が落ち着いてしまう「枯渇期」の

ような期間になりやすいのですが、今年はその様子がありません。

　リクエストをいただく商品もまちまちなのですが、嬉しいことに

ここに来て「ブータレバーン」の御注文が続いてくれるようになりました。

　部品の在庫も

　残りわずかに。

　補充しなくては…。

　転がり具合を

　ひとつひとつ調整。

　手間がかかります。

　「新商品」を販売するとき、発売直後は「宣伝告知」や「もの珍しさ」も

あって毎回それなりに御注文数をいただくことが出来るのですが、

…むしろ怖いのはその半年後でして、検討が不十分で勢いだけで

作ってしまった商品は、その時点でパタリと御注文が止まってしまいます。

　ラトル工房の商品は、見る人によっては「なんだこりゃ」と言われかねない

ものばかりで、とくに「ブータレバーン」はその要素が高いだろうと

作者自身も思っているのですが、発売から半年経ったこの時点で

御注文を頂けていることに、正直なところホッとしております。

＊

　…と、熱帯夜後の呆けた脳味噌でなんとかブログも書き終えました。

　この猛暑がいつまで続くのかは解りませんが、そろそろ９月以降の

イベントに向けての準備にも取り掛からなければならず、さらに娘の

「夏休みの宿題」で作る貯金箱（？）も一緒に考えなくてはなりません。

　なんとか暑さには落ち着いていただきたいものです。

…しかし改めて読み返すと文中に「なんとか」が多いです（笑）。

『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com

クールダウンに努める職人

　前回のブログでも告知させていただきました通り、先日の7/15（水）より、

伊勢丹新宿店にて『日本のおもちゃ作家　こだわりのベビー玩具フェア』

として商品を展示販売していただいております。

　ラトル工房は

　こんな感じです。

　こちらの子供用品フロアは先日にリニューアルされたばかりとのことで、

お洒落で優雅な「おもちゃの空間」を観るだけでも価値があるかと

思います。会期は7/28（水）までとなっております。

＊

　お洒落で優雅な展示風景の一方で、今週のラトル工房はかなりの

「灼熱地獄」となりました。

　先週末から全国的に猛暑続きとなったようですが、日本一の暑さで

競い合っている「埼玉県：熊谷市」と「群馬県：館林市」に挟まれた

立地にあるラトル工房が涼しい訳がなく（笑）、連日の暑さ対策に

四苦八苦しておりました。

　幸いなことに、電動工具のモーターを発熱させながら木材をがんがん

切って削るハードな工程は先週までにかなり済ませてあったので、

今週は「部品を磨く作業」や「パッケージへの梱包作業」といった、

機械にも身体にも優しい作業に徹してみました。

　気温の低い

　早朝が狙い目。

　そして合間のかき氷で

　クールダウン。

　作業途中のかき氷は「毎年恒例」となってしまいましたが、定番の

「練乳いちご」はもちろんのこと、今年は「きなこ＆黒蜜＆練乳」など

新しい味にも挑戦したいと思っております。

　ささやかな「フロンティアスピリッツ（開拓精神）」です（笑）。

＊

　ＮＡＳＡの「探査衛星の冥王星到着」の映像などを観ていると、

アメリカの開拓精神は凄いと思ってしまいます。

　その一方で、日本で連日報道されているニュースはどれも馬

…と、これ以上書くとロクな文章にならないので止めますが（笑）、

かき氷で頭を冷やして、冷静さは保ちたいものです。

『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com

「純度」が大事だと思った職人

　前回のブログで告知させていただいた『三越銀座店』でのイベント

「ジャパンクリエイタートイズ」が先日（7/8）より開催となりました。

　展示風景がこちら。

　７人の作家による「木のおもちゃ」が並ぶ展示販売イベントです。

ここ「三越銀座店」での会期は7/14（火）までとなっておりますが、

とても嬉しいことに、その翌日7/15（水）からは下記に場所を移して、

引き続き開催していただきます。

　■会期：7/15（水）～7/28（火）

　■場所：伊勢丹新宿店（６階イーストパーク：ベビーギフトステーション）

　■イベントHP：→こちら

　お近くにお越しの際にはぜひ足をお運びください！

＊

　製作つづきで忙しい…と言っている中で恐縮ではあるのですが、

今週は仕事の隙をみてこの映画を観に行ってしまいました。

　「アベンジャーズ２」

　…です。

　これから観に行く方もいるかもしれないので内容について

詳しくは書かないようにしますが…とにかく良かったです（笑）。

　とくに感じたのが「割り切りの良さ」で、ドラマ性や情緒面はそこそこに

この映画のファンが観たがるシーンを「これでもか」と詰め込んでしまう

乱暴なやり方は、この映画にはとても合っていたように思いました。

「欲張ってあれこれ詰め込むほど、物事の"純度"は薄れる」

…というのは、なにかの本で読んだ言葉だったと思いますが、

「あの要素も、この要素も…」「あの人にも、この人にも…」と、

欲をかくほど肝心な部分が薄れてしまう危険があるのだろうなと、

映画館を出ながらつい思ってしまいました。

　おもちゃの商品開発にも同じことが言えるような気がします。

＊

　ついつい２週続いて「SF映画ネタ」でブログを書いてしまいましたが、

現実の世界では「安保法制」「ギリシャ債務」「新国立競技場」…と、

SFより非常識な問題ばかりが目に入ってしまうので困ります。

　世の中の「純度」も上げていただきたいものです。

　自分の「純度」にも

　気をつけます。

『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com

本物志向に驚く職人

　お陰さまで、７月に入った途端にバタバタと忙しくなってまいりました。

そのバタバタの第１弾となりますが、来週より東京『三越銀座店』にて

開催される展示販売イベント「ジャパン　クリエイタートイズ」に

「ラトル工房ブータレブー」の商品を出品をさせていただきます。

　■会期：７月８日（水）～１４日（火）

　■場所：三越銀座店（１０階ベビー＆キッズフロア内）

　■主催：株式会社コンセル

　※アクセス方法など詳しくは、下記の開催場所HPをご覧ください。

　　→http://mitsukoshi.mistore.jp/store/ginza/index.html

　近隣にお越しの際にはぜひ足をお運びください。

＊

　今週も作業場に詰めてひたすら製作をしておりました。

　ひたすらに

　木材を切り…

　ひたすらに

　製作して…

　ひたすらに

　梱包＆発送…

　そして終わったら

　自分へのご褒美（笑）。

　「インターステラー」。

　３０００円程度の「ブルーレイディスク」なので、ご褒美とするほど

高額な品物ではないのですが、一応、大きめの仕事が終わるたびに

強制的な休憩をとる意味合いも込めて、近頃は「ブルーレイの映画」を

購入することが多くなりました。

　「インターステラー」は昨年に映画館でとても感動した作品でしたが、

ブルーレイ版では３時間以上の「特典映像」で製作秘話が語られていて、

ノーラン監督の異常なまでの「本物思考」に改めて驚かされました。

※CGだと思っていた場面のほとんどが実物大の模型だったそうです。

　最新技術に頼った方が早くて簡単なところ、あえて時間をかけて

苦労する方法を選ぶ「こだわり」には、ついつい共感してしまい、

この映画がさらに好きになってしまいました。

　SF映画ファンの方にはお勧めの１本です。

＊

　今年も後半戦に突入…ということで、前半戦は怠けた時期がありつつも

それなりに好成績だったのではないかと思います。

　後半戦はもう少し気合いを込めて、ブルーレイディスクのコレクションが

少しでも増やせるようがんばりたいと思います。

『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com