3時間も語り合った職人
先週に関東を襲った帯状の雨雲は「線状降水帯」と命名されて
いるようですが、工房のあるこの地域はその帯からギリギリ外れた
場所でしたので大きな被害はありませんでした。
…が、少し東にある古河市や春日部市の惨状は凄まじかったようで、
さらに堤防決壊で大被害となった常総市は、5月の筑波キャンプへの
行き帰りに通ったまさにその場所でしたので、テレビで目にした光景は
とてもショッキングなものでした。
自然の怖さを改めて思い知らされました。
願っております。
*
そんな心情のためかどうにも作業に集中できず工房の掃除などを
していたところ、珍しくお客さんがやってきました。
日頃から仲良くさせていただいている木のおもちゃ作家さんである
「おもちゃのこまーむ」の小松和人さんです。
左:小松さん
右:わたし
…です(笑)。
小松さんとは、かれこれ6年以上のお付き合いとなりますが
工房に訪問いただいたのは今回初めてで、とくにこれといった
議題があった訳ではないのですが、「木のおもちゃ」について
3時間近くも語り合ってしまいました。
もちろん、「考え方」や「理想」が全ての面で一致しているという
わけではなく、さらに私などはその両方がかなりあやふやなので
困ってしまうのですが(笑)、それでも、それぞれ偏屈なまでに
「木のおもちゃ」の新しい可能性を見いだそうとしている姿勢は
とても似ているように思いました。
年に数回しか会うことはありませんが、会う度になにか気力を
植え付けていく、とても不思議な作家さんであります。
*
気力をいただいたところで、今月後半はひたすら部品在庫を
増やすようにしたいと思っています。
来月は東京おもちゃ美術館の「おもちゃ祭り」などイベントへの
参加がいくつか予定されているのですが、そちらはまた後日に
詳しく告知をさせていただきます。
今は、とにかく作ります!
『ラトル工房ブータレブー』http://www.bootaleboo.com
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