夏らしい映画にゾッとした職人
梅雨が明けた途端に猛烈な暑さが続いております。
少しだけ北や西にある地域は「ゲリラ豪雨」で土砂災害まで
発生しているらしいのですが、この近所では豪雨はない分
雨で気温が下がらず「暑さ」が貯まっているようです。
昨年に「事務作業」の部屋に導入したクーラーは正解だったと
自画自賛しつつ、扇風機のみの「工房作業」では相変わらず
汗だくで製作する毎日です。
*
その"暑さ"から逃げる意味もあって、今週は月曜の朝から
映画館へ行ってしまいました。
「シン・ゴジラ」。
貸し切り状態。
特等席でした。
「ゴジラ」にはとくに思い入れはなく「ファインディング・ドリー」と
どちらにするか正直迷ったのですが、夏休み中なのでドリーは
子供たちが列をなしていたので、流れ的にこちらを鑑賞しました。
…が、これが予想を裏切るほどの「正解」でした。
映画批評は色々なところでされていて同じような感想が
記事になったりしていますが、私もこの映画は紛れもなく
「日本政府をとことん皮肉ったブラックな映画」だと
感じてしまいました。
ゴジラが現れてからの「政府の慌てふためく対応」というのが
とても滑稽で、コミカルに見える場面もあるのですが、
果たして現実だったらこれよりもマシな対応が出来るのか
…と考えると、とても複雑な心境になりました。
実際に「ゴジラ」がやってくることはありませんが、確かに
ポスターに書かれた「現実(日本)VS虚構(ゴジラ)」という
キャッチコピーは的を獲ていると思いました。
*
そんな心境で映画を観終わり自宅に戻ったところで、
スマホに「関東で震度7以上の地震が発生!」という
警報が入りました。
…御存じのとおり気象庁による「誤報」だったのですが、
ゴジラが来なくても地震は来るかもしれないことを唐突に
思い知らせれ、本当に背筋がゾッとしてしまいました。
ある意味「夏にピッタリなゾッとできる映画」とも言えるので、
機会があればぜひご覧ください(子供にはまったく向きません)。
ラトル工房ブータレブー http://www.bootaleboo.com
| 固定リンク
コメント