ファミコンに思いを巡らす職人
先週に発売された任天堂「小型版ファミリーコンピュータ」ですが、
直撃世代の私は予約のうえ発売日に手に入れてしまいました(笑)。
30本のソフトが
内蔵されています。
直撃世代とはいえ、じつは子供時代の「初代ファミコン」は
人気がありすぎて田舎町ではまったく購入ができず、運よく
東京で手に入れてきた同級生(とうま君)の家に行って
「自慢話をされながら、なんとか1面だけ遊ばせてもらう」
…という、みじめな記憶しか残っていません(笑)。
リベンジと懐かしさが満足できたら飽きるのも早いだろう
…と思っていたのですが、単純ながら奥深いゲームばかりで、
とくに「Dr.マリオ」にはすっかりハマってしまいました。
ゲームなのに
すっかり中毒(笑)。
人気で品薄のお店も多いようですが、見かけたら購入してみても
よい面白さなのでおススメです。
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私もタカラトミー時代にTVゲーム(と玩具が合わさったような商品)の
開発を数年間ほど担当していたことがあったのですが、その時に
京都の「初代ファミコン」の開発を手掛けた方々になにかと協力して
いただきました。
TVゲームの開発など未経験だった私の「素人じみた企画」でも、
バカにすることなく実現化してくれた素晴らしい方々だったのですが、
その仕事の合間に、京都の居酒屋で「初代ファミコン」の開発秘話
などもいろいろと聞かせてくれました。
とくに記憶に残っていたのが、当時の技術と部材価格では
「ゲームの途中でセーブする機能」を本体に搭載することが
非常に困難だったらしく、最終的にそれを断念したことだけが
本当に悔やまれる…という愚痴だったのですが、数年経ったいま、
今回の「小型ファミコン」ではしっかりとセーブ機能が追加されて
おりました。
「これが、あの人たちが理想だったファミコンなのだろうな」と
しみじみと考えつつ、今日も「Dr.マリオ」で絶叫しております(笑)。
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…これだと「遊んでばかりのオジサン」と思われてしまいそうですが、
一方で、今週は「新作ラトルの試作品」が無事に完成しました。
どんな商品かは来年頭の発売まで秘密ですが、なかなか面白い
作品になってくれたと思います。発表がいまから楽しみです。
ラトル工房ブータレブー http://www.bootaleboo.com
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