3つの要素が揃った職人
武道の心得で「心・技・体」という言葉をよく耳にしますが、
「電動糸鋸」で木を切るときにもそれと似たような感じで、
3つの要素が合わさるといつも以上の力がでる場合があります。
「糸鋸刃の切れ味」
「気温・気候」
「本人の精神状態(笑)」
…といったところかと思いますが、
今週はその3つの要素が素晴らしく揃ってくれたようで、
いつも以上に気持ちよく糸鋸が流れてくれました。
日常的だったら
良いのですが(笑)。
*
ラトル工房の「木のラトル」は基本的に同じ材料&工程で
作っているのですが、やはり形によって手間の掛かり方が
微妙に変わってきます。
とくに、板の中をくりぬくように切りだす作業「窓ヌキ」は、
切り出す箇所が多ければ多いほど、糸鋸作業の時間が
増えてしまいます。
例えば…
下が花ラトル
「ねむり猫のラトル」の窓ヌキが2ヵ所に対して
「サークルラトル・花」の窓ヌキは5か所…となります。
単純に、2倍以上の箇所を切りださなければいけないので
必然的に「花」のほうが手間も時間も掛かってしまいます。
ただし「猫ラトル」は切り出すのが楽な分、その後の工程で
「顔」の部分に焼きゴテを使って「口&ひげ」を書き込む必要が
ありますので、結果的にはどのラトルも同等に「なにかしら」の
手間をかけております。
…なので、「どのラトルを買うのが一番お得ですか?」などと
質問されると、とても困ってしまいます。
どのラトルも”ハズレ”はないと思いますので、
あとはフィーリングでお好きなものを選んでください(笑)。
*
じつは、来週は色々と「結果」が出てくる予定です。
じわじわとした緊張を落ち着かせながら、
もう少し電動糸鋸で切り進めたいと思います。
ラトル工房ブータレブー
http://www.bootaleboo.com
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