木の円盤を削る職人
企画の仕事がひと段落してくれたおかげで、しばらくぶりに
木工製作に集中できた一週間となりました。
連日の猛暑で文字通り「額に汗を流して」働いております。
*
このところラトルばかりに気を取られていたせいか、
「コロコロ系」の商品在庫が底をついてしまいました。
コロコロ動くには円盤状の部品がいろいろと必要に
なってくるのですが、ラトル工房ではこんな風に部品を
作っています。
糸鋸でおおまかに
丸く切り抜きます。
凸が付いた治具を付け、
そこに先ほどの円盤を
差し込みます。
動かしながら、
円盤をゆっくり回します。
(実際は両手で慎重に)
かなり正確な
円盤ができあがり。
通常は円盤を切り出すドリル(サークルソーなど)を使うか
棒状の木材を輪切りにして円盤にするのが一般的だと
思うのですが、私は好んでこの方法で製作しています。
利点は、円盤の直径を数ミリ単位で調整できることと、
切断面がとても綺麗に仕上がることで、さらに言うと
作業場にある機材だけで出来るので、”新しい工具”を
購入する必要がない…というあたりでしょうか(笑)。
工夫すればなんとかなるものです。
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そんなコロコロ系の商品(ブータレバーン、ふりころり)ですが、
来週5/24(水)~6/6(火)まで「伊勢丹新宿店」で開催される
「JAPAN SENCES フェア」に出品をさせていただけることに
なりました。
常時展示販売中の「木のラトル(5種)」と合わせて
ご覧いただけますので、機会がありましたらぜひ
実物の動きや仕上がりを御覧ください。
いたします。
ラトル工房ブータレブー
http://www.bootaleboo.com
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