SF小説を読み終える職人
行田の桜が満開になったかと思えば、翌日には
寒波の影響で季節ははずれの雪が降ったり…と、
今週は景色が目まぐるしい一週間でした。
ほとんど作業場での制作に終始していましたが
発送途中に立ち寄った”さきたま古墳群”の桜を
眺めたり…と、”平成最後の春”をそれなりに満喫は
できたのではないかと思います。
*
その一方で、
「はやぶさ2の彗星接近」や「ブラックホールの撮影」など
宇宙関連のニュースが多い一週間でもありました。
SFファンとしては意味もなくワクワクしてしまうのですが、
その「SFつながり」の話題ということで、長年愛読していた
SF小説「天冥の標」がとうとう最終巻となってしまいました。
全10巻(前後編に分かれた巻もあったので正確には17巻)の
長編大作で、第一巻の発刊が2009年10月ということなので、
10年近くかけて読み続けてきたことになります。
時代設定は”宇宙創造~29世紀まで”というとんでもなく
壮大なストーリーで、それでも理論的に”SF描写”をしていく
作者「小川一水」はやはり凄いと思ってしまうのです。
この「天冥の標」は地球人の宇宙進出や進化、はては
宇宙人との接触など今までの作品の中でもスケールが大きく
…壮大すぎて頭がついていけない部分も多々ありましたが(笑)、
初期の作品「第六大陸」や「時砂の王」などは読みやすいので
本格的なSF小説が読みたい方は一読をおススメします。
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