糸鋸の刃を研いでみた職人
連休明けはいつも忙しくなりますが、今回は「10連休」という
期間に比例してか怒涛の忙しさとなりました。
電動糸鋸が毎日鳴り響いております。
*
その電動糸鋸ですが、”替刃のうまい研ぎ方”を今週ようやく
発見することができました。
私が使っている「ヘグナー製糸鋸刃」は切れ味が良いのですが、
木材の種類によってはすぐに切れ味が鈍ってきてしまったり、
中には最初からまったく切れない「ハズレの刃」が混ざっている
ことがよくあります。
そういった時は躊躇なく破棄して”新しい刃”に交換してきましたが、
1本×約40円の替刃をどんどん捨てることに私の「どケチ精神」が
うずいてしまい(笑)、なんとか使えるようにならないものかと
今までも色々試行錯誤していました。
その結果、一番効果があったのがこの方法でした。
使用するのはこちらの「包丁用ダイヤモンドシャープナー」です。
一時期「テレビショッピング」などでもよく宣伝していましたが
ホームセンターでも安く購入できます。
ダイヤモンド加工された研磨ヤスリで形状は色々ありますが
”側面が尖っているもの”を使用します。
その”側面”が上を向くように卓上にクランプなどで固定して
「糸鋸刃」の凹部を当てながら軽く擦るだけです。
※撮影のため片手で当てていますが、刃の両端を両手で持って
擦る方がうまくいきます。
「研ぐ」というよりも切れ味が鈍っていそうな刃の凹部を
1往復だけ軽く擦るだけです。
※イラストのピンク部を削る感じ…なのですが、
実際は小さくて見えないので指先のイメージでやっています。
先日この方法で切れ味が鈍って破棄しようとしていた替刃を
10本程度研いでみたのですが、かなりの確率で切れ味が戻って
くれました。
あれもこれも「値上げ」の風潮がある昨今なので、
こういった消耗品も出来るだけ大事に使っていきたいとは
思っております。
ラトル工房ブータレブー
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