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2019年6月23日 (日)

ロボットラトルの意義を自問する職人

 夏イベントに向け、仕事の合間を使って製作をしてきた

「ロボットラトル」がようやく仕上がってきました。

 

 とりあえずは「永井豪ダイナミックプロ様」から

早々に版権許諾をいただけたこちらの…

 

Blog1906231

新作「グレンダイザーのラトル」

 

Blog1906232

再販「ゲッター1のラトル」

 

…の2種類が無事に完成。

最後の組立て作業で「バキッ!」と割れたりすると

ショックが大きいので終盤ほど気を使うのですが、

苦難の末にテーブルにズラッと並んだ作品を見ながら

飲むコーヒーは、ほんとうに格別です。

 この2種類は形こそシンプルなのですが

色分けを再現するための”部品点数”がとても多く、

とくに「グレンダイザー」は凝り過ぎてしまい

”過去最高の分割数”となってしまいました。

 

Blog1906233

 

 当初の設計ではさらに細かく分割していたのですが、

細かくするほど”強度”や”精度”に影響が出てしまうので

その見極めに苦労した作品でした。

 それでも今回は「やりすぎた」と思ってしまったので

たぶん再販はないと思います(笑)。

 ”ロボットラトルの新作”を作るたびに、

「はたして自分は、ロボット以外の作品で

 ここまで凝ったものを作ろうとするのだろうか?」

…と自問してしまいます。

 

 もちろん他の作品でも手を抜いたことはありませんが

どこか「確実で常識的な基準値」で最後は満足してしまう

ようにも思います。

 

 そういう意味で”ロボットラトル作り”は

「自分の技能の限界値」に挑戦できる貴重な創作活動

なのかもしれない…と、自答してみました。

 

 製作中は自問自答の繰り返しです(笑)。

ロボットラトル作りはまだまだ続きます。

 

ラトル工房ブータレブー

 

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