ロボットラトルの意義を自問する職人
夏イベントに向け、仕事の合間を使って製作をしてきた
「ロボットラトル」がようやく仕上がってきました。
とりあえずは「永井豪ダイナミックプロ様」から
早々に版権許諾をいただけたこちらの…
新作「グレンダイザーのラトル」
再販「ゲッター1のラトル」
…の2種類が無事に完成。
最後の組立て作業で「バキッ!」と割れたりすると
ショックが大きいので終盤ほど気を使うのですが、
苦難の末にテーブルにズラッと並んだ作品を見ながら
飲むコーヒーは、ほんとうに格別です。
*
この2種類は形こそシンプルなのですが
色分けを再現するための”部品点数”がとても多く、
とくに「グレンダイザー」は凝り過ぎてしまい
”過去最高の分割数”となってしまいました。
当初の設計ではさらに細かく分割していたのですが、
細かくするほど”強度”や”精度”に影響が出てしまうので
その見極めに苦労した作品でした。
それでも今回は「やりすぎた」と思ってしまったので
たぶん再販はないと思います(笑)。
*
”ロボットラトルの新作”を作るたびに、
「はたして自分は、ロボット以外の作品で
ここまで凝ったものを作ろうとするのだろうか?」
…と自問してしまいます。
もちろん他の作品でも手を抜いたことはありませんが
どこか「確実で常識的な基準値」で最後は満足してしまう
ようにも思います。
そういう意味で”ロボットラトル作り”は
「自分の技能の限界値」に挑戦できる貴重な創作活動
なのかもしれない…と、自答してみました。
製作中は自問自答の繰り返しです(笑)。
ロボットラトル作りはまだまだ続きます。
ラトル工房ブータレブー
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