チョコエッグの進化に驚く職人
先週末のイベント成功の余韻に浸る間もなく
留守中にいただいた御注文への対応をしているうちに
バタバタと8月が過ぎさってしまいました。
とりあえず一息はつきましたが、
商品の在庫がことごとく無くなってしまったので、
部品の切り出しに精を出しております。
ようやく本業に帰ってきた気分ではあります(笑)。
*
忙しくなると”甘いもの”がいつも以上に欲しくなり、
なにげなくこんな物を買ってしまいました。
「ピクサーのチョコエッグ」。
「フォーキーが出たら、まあ面白いかな」
…程度の気分であまり期待していなかったのですが、
開けてびっくり
5センチにも満たないサイズなのに
造形も質感もとてもよくできていました。
チョコエッグを買ったのはたしか数年前の
「スターウォーズ」以来だと思うのですが、
造形のクオリティが明らかに上がっていて
驚いてしまいました。
あくまでも予想なのですが、
「3D造形」の技術がクオリティアップに
反映しているのかもしれません。
このところワンフェスやC3などでいろいろな
”フィギュア”を目にしたり作家さんのお話を聞いたり
する機会が多くなっているのですが、
その造形方法も作品によって千差万別のようで…
「昔ながらに粘土やパテをコネて造形」
「PCの3Dデータを3Dプリンターで造形」
「造形物を3Dスキャンナーで取り込みサイズ修正」
…などなど、「昔堅気」と「最新技術」が
色々と混在している状況のようです。
なかでも「光造形の3Dプリンター」を活用する方が
確実に多くなっているように思います。
ひと昔まえは「光造形3Dプリンター」の導入には
数千万円の設備投資が必要で、玩具の開発協力会社で
導入された時には”お披露目会”が開かれるほどでしたが、
…それも今は昔で
ハイスペックのもので数十万、卓上型の入門機であれば
4~5万で購入できてしまう現在の状況を見てしまうと
その日進月歩ぶりに驚いてしまいます。
※レーザー加工機のときにも同じことを書きましたが(笑)。
このままいくと「木のおもちゃ」も3D出力できるように
なる日も近そうですが(一部ではすでに可能なようですが)、
”自然物の質感”を出せるようになるのはまだまだ先だと
思うので…我慢して手作業を続けていきます(笑)。
ラトル工房ブータレブー
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